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2019年9月号

 「むずかしい学級」をもつことは、本当につらい。 正直に言うと、できれば避けたい。 しかし、誰かが担任しなくてはいけないとしたら、仕方がないことだ。 校長が自分を指名したら、それを受け入れなければならない。
 そう納得はしてみても、やはりきついのだ。 むずかしい学級を担任していたとき、ある程度の時間までクレームの電話がこず、「ようやく1日が終わってくれた」と思おうときが、私にとってもっともほっとする瞬間だった。 夏休みや冬休みに入るときは、本当に嬉しかった。 あるときは、保護者に「あんたみたいな人は、教師をやる資格がない」と電話で怒鳴られた。 あるときは、子どもとの関係がうまくいかなくなった。 私には、私なりに精一杯やっているという自負もあったから、なおさら絶望的な気持ちになった。
 それでも、私を教室につなぎ止めたのは、幾人かの子どもたちの成長と笑顔だった。 「うちのクラス、よくなってきたよね」と言ってくれる子どもたちの存在であった。 教室の全員に価値あることをしようとは考えてきたが、それができたとは少しも思っていない。 しかし、私が救わなければならない子は、救ってこられたとは思う。 その子たちを笑顔にし、成長のお手伝いもできたはずだ。 私は、私の仕事のすべてを「よし」としているわけではない。 だからと言って、すべても否定もしない。 それでいいのだと思う。 教室にいる子どもたちの成長と笑顔をつくることに、誠実に向き合っている。しかし、状況がなかなかよくならないという教師たちに、本書が届けばいいと思う。
山田洋一『子どもの笑顔を取り戻す! むずかしい学級のリカバリーガイド』(2019.6明治図書)
※むずかしい学級を担任している先生方に、ぜひ読んでいただきたいです。(荒井)
CONTENTS
◇学力研 夏の全国フォーラム報告◇  ・・・・・・2〜13        
記念講演
分野別講座 愛を育む&斎藤喜博の授業
分野別講座算数の授業づくり&暗算力をきたえる
分野別講座板書とノート指導&ICT活用
分野別講座学力の基礎&読み書き計算
分野別講座小中高をつなぐ&学力づくり
分野別講座誰どの子も伸ばす図工&課題のある子の学力づくり
分野別講座乳幼児教育&鉛筆の持ち方
学年別講座 1年生&2年生
学年別講座 3年生&4年生
学年別講座 5年生&6年生
中学高校&家庭教育分科会
特別寄稿
 学力テスト(算数)から見える児童の実態と課題    大達和彦・・14
◇連載
そして父になるァ峪悗靴磴屬蠅垢詭次           島本政志 ・・16
「どの子も伸ばす」を本気で考える
「意欲格差」に負けない!公立小学校へ        岡本美穂 ・・・18
本気の教材研究
「「問い」から「発問」へ」                   深澤英雄 ・・・20
授業力・教師力の守破離
「自分の力で教科書と対峙して使う」            荒井賢一・・・・22
局長・常任委員長だより                      ・・・・・・・・・23
※これは前月号です。最新号は会員限定。

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