二匹の蛙がミルクの入った壺のふちのところで飛び跳ねていました。突然、ミルク壺に落ちてしまいました。一匹の蛙は、ああもう駄目だ、と叫んで諦めてしまいました。そしてガーガー泣いて何もしないでじっとしているうちに結局溺れて死んでしまいました。
もう一匹の蛙も同じように落ちたのですが、しかし何とかしようと思ってもがいて足を蹴って一生懸命泳ぎました。すると足の下が固まりました。ミルクがチーズになったのです。それでピョンとその上に乗って外に飛び出せました。
(岸見一郎『アドラー心理学入門~よりよい人間関係のために~』KKベストセラーズ)
楽天主義とは、どんなことがあっても、何とかなると根拠無く思っている状態で、自分で何とかしようとはしません。一方、楽観主義とは、どんなことがあっても何とかしようと行動することです。
天にまかせて何もしないか、可能性にかけて行動するかの違いです。
溺れた蛙は悲観主義です。悲観主義と楽天主義は、結局は同じなのです。現実を見て諦めるか、現実を見ないで何とかなると妄想するかです。楽観主義は、現実を見据えて、なお、自分に何ができるかをかんがえて、希望を持って、行動することなのです。楽観主義である人が教師をやり続けられるのかもしれません。(荒井)
CONTENTS 全体はこちら pdfファイルが開きます。
◇特集 教師をやり続けるために必要なこと◇
逆境を乗り越え、楽しむ力に 加藤英介・・ 2
「子どものために」 宮本 哲・・ 4
教師をやり続けるために必要なこと 鈴木基久・・ 7
教師をやり続けるために必要なこと 吉田雅直・・ 9
教師をやり続けるために何が必要かを考えてみたら… 堀井克也 ・・11
ブラックの向こう側にあるやり甲斐 根無信行 ・・14
自分の仕事が正当に評価されること 岸本ひとみ・・17
◇連載◇
考える力をつけるための授業の組み立て方 ㉚
低学年理科的課題から高学年理科までを展望して 荒井賢一・・19
社会科(歴史)授業力アップ講座㉞
歴史の歴史の学び方(歴史研究論文)② 深澤英雄・・21
リレー連載「来年度の全国大会講演者・新井紀子さんについて」
「一に読解、二に読解、三四が遊びで、五に算数!」 山口左知男 ・・23
第19期・学力研・先生のための学校・理科
「低学年理科的課題から高学年理科までを展望して」岡本美穂・・25
局長・常任委員長だよ り ・・・・・27
学力研カレンダー ・・・・・・・・・28
