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100マス計算指導の心得7カ条

 百ます計算がブームとなり、一人歩きするあまり、子どもが繰り上がりもできないうちに大量に課したり、 競争を必要以上にあおるなど、誤ったやり方がなされることがあります。
 大会では「百ます計算の正しい原則を身につけ、広めることが肝要です。」と、次の呼びかけをしました。
 豊かな百ます計算実践のために活用ください。
  1. なぜ百ます計算をするのか、趣旨をしっかりと説明する

  2. ・計算が速くなることは一生の宝物になるよ。
    ・百ますをすると君たちの頭はどんどん賢くなってきます。
    ・お父さんやお母さんに負けないくらい速くなれるよ。
  3. 全員でできるようにしてから鍛える

  4. ・やり方を教え、2、3度やらせる。
    ・遅い子やまちがいの多い子を見つけ、個別指導する。
    ・この間は100点をとることを目標にさせる。
    ・全員ができるようになった時点で最初のタイムをはかる。
    ・学校で2回、宿題で2回は最低やることが必要。
  5. きのうの自分に勝つことをめざさせる

  6. ・教師は子どもの伸びだけを評価。(子どもが競争するのは自由。あおらない。)
    ・新記録の出た子を立たせ、クラス全員で拍手をする。
    ・最低週1回は記録させる。
  7. タイムが伸びない子の問題点を克服する援助をする

  8. ・タイムが伸びない子に注目し、なぜなのか、その理由を見つけだし、手助けする。
  9. 目標を一つずつクリアーし、達成感を共有する

  10. ・たし算でクラス全員が3分台になったら達成パーティーを開き牛乳で乾杯、など達成をクラスで祝い、ひき算へ。(意欲が倍増)
  11. 評価の方法を進化させる

  12. ・初めは教師が○し、チェック。
    ・次に、教師が答えを言って自分で○。
    ・全員が100点をとれるようになったら隣の子の問題を自分で計算して○。
    ・さらにはタイムだけの評価へと進化。
  13. 親を巻き込んだ教育運動にする

  14. ・全員が100点を取れるようになり、タイムがアップしたら家の人に挑戦する取り組みを。
    ・学力で親子の絆を深めてもらい、学力の基礎を鍛える取り組みへの理解を深める。

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