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2021年11月号

 「教育の取り組みの成果」として、若者たちの行動が生まれます。
 ところが日本の政治家、官僚、財界など、この国を動かしていると思っている人たちは、若者たちが考える力、学習する力、行動する力、生きる力をつけることを嫌っている、否、おびえているようにすら見えてきます。自分たちが動かしているつもりの社会の秩序が脅かされるとでも危惧するのでしょうか。
 だから学校教育においても、考える子ども、学習する子どもが育たないように手を尽くしているのではないかとすら、私には思えてしまいます。「小中学校の道徳を、検定教科書を用い学習評価を行う正式な教科とする」ことになりました。むしろ秩序を守り、言うことをよく聞く態度を内面から注入しようというわけです。
 ますます子どもたちから考える力、学習する力、行動する力、生きる力が奪われていこうとしています。将来の社会や国や世界をつくる仕事を、若者たちに託そうとする気持ちなど、本当は微塵もないのかもしれません。
松森俊尚「街角の共育学 ― 無関心でいない、あきらめない、他人まかせにしないために」(2020.8現代書館)

 そんな社会で生きている子どもたちを守ることが私たち教師の役目でもあるのかもしれません。意欲的に学ぶ子にするにはどうすればよいのかということについて考えていきたいと思います。(李)

CONTENTS 全体はこちら。パスワードが必要です。
◇『子どもの意欲を引き出すにはどうすればよいか』◇
「伸びている」という実感が意欲となる               井上佳和・・2
子どもの心に火を灯す                         加藤英介・・4
いじめられていた子のやる気を引き出したもの          図書啓展・・6
目の前の子どもたちをよく見て、必要なことを考えよう!    井川有香子・・8
どのように意欲を引き出すべきか                  丸小野聡暢・・10
子どもの意欲を下支えするもの                   堀井克也・・12
子どもの意欲を引き出すには〜Y君の成長から思うこと〜   小川慶子・・14
◇連載◇
「どの子も伸ばす」を本気で考える連載㊲
 「意欲格差」に負けない!公立小学校へ             岡本美穂・・16
授業づくりの要諦
 見せたい一点だけに注目させるために             荒井賢一・・18    
学力研実践とは何か㉓
 〜源流から探る〜「一斉授業の復権」              深澤英雄・・21
「先生のための学校」 誌上 開校                  久保齋・・23 
局長・常任委員長だより                           ・・・・・25
学力研カレンダー                            ・・・・・・・・・26