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2022年2月号

 氷山というものは、大部分が海面下に沈んでいて、八分の一だけが海面上に姿を見せています。子どもの学力も、それと似ているのです。テストや通知簿で示される成績は、いわば見える学力なのです。その見える学力の土台には、見えない学力というものがあるのです。見える学力をたしかに伸ばすには、それを支えている見えない学力を、うんとゆたかに太らせなければならないのです。
(中略)勉強ができる、できない、成長する意欲の有無の原因はなんでしょうか。読む能力、書く能力、計算する能力はどの子も必要な基礎学力の3つの源泉であり、日常の生活と深いかかわりをもっています。(中略)見えない学力は、一般に家庭の文化的基盤と先行体験の積として量化できます。よくするためには、教師の話すことばの質、教師の勧める読書、友だちとの多彩な遊びのための配慮、やらなければならないことは、おしまいまでやり切らせていくというしつけ、これらの教師主導による見えない学力の涵養が、日常的になされなければなりません。
岸本裕史「改訂版 見える学力、見えない学力」(1996.3大月書店)

 どの子も伸ばすために、まずは「見えない学力」を豊かにすることが大切です。たくさんの先生方の学力研の実践は、「見える学力」と「見えない学力」のどちらも鍛えていくすばらしいものです。これからも自信をもって学力研の実践を広めていきたいと思います。(李)
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◇特集◇『「見えない学力」を豊かにする取り組み』
「見えない学力」を豊かにする取り組み            吉田雅直・・2
ICTで学級経営                          加藤英介・・4
「見えない学力」を豊かにする取り組み            鈴木基久・・6
「自己効力感」を高める 〜二人の子どもの変容から〜  堀井克也・・8
見えない学力の正体は教師の価値観である        丸小野聡暢・・11
「見えない学力」を豊かにするには?             竹田有希・・13
◇連載◇
「どの子も伸ばす」を本気で考える連載 ㊵
  「意欲格差」に負けない!公立小学校へ         岡本美穂・・15
授業づくりの要諦
   授業づくりの前にあれこれ考える◆          々唹羝一・・17
学力研実践とは何か
〜源流から探る〜「教育DX後の世界」            深澤英雄・・19
局長・常任委員長だより                          ・・21
学力研カレンダー                            ・・・・・22  

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