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2016年12月号

「国語力は人間力」という考え方で、子どもの日常の言語生活をみていると、国語科授業の脆さが気になる。国語科授業で育てた力が他の教科や日常生活に活きている姿がみえてこないからである。授業では、細やかに言葉についての指導を積み上げている。言葉で考えることや表現の仕方を指導している。しかし、国語科授業が終わると、粗い言葉を平気で使っている。それどころか、言葉で人間関係を毀している子供の姿が気になる。
(中略:荒井)
 国語力は授業だけでは育たないという考えを持っている。日常の言語生活を鍛えることの大事さを経験的に知っているからである。話すこと・聞くことにおいて、授業では2つの育ちがある。1つは、グループ学習や一斉形態学習で、活発に話をし、課題を自分のものとして取りこんで考えられる子である。学習経験を積み上げているので、自分で乗り越える力を持っている。授業で育っている子である。一方、発言しようとしてもできない子、グループ学習においても、主体的に参加できない子もいる。授業でしっかりと時間をかけて育てたいが、いろいろな条件で、時間をかけられない子である。この子たちを育てるにはどうするかである。
吉永幸司「人間力を育てるグループ学習の工夫」『国語教育2016年1月号』(明治図書)より
※12月23日の学力研 冬の国語フォーラムに、吉永幸司氏が「国語力は人間力」のテーマで講演されます。言葉の力で子どもを育てる秘訣が学べることでしょう。ぜひご参加ください。(荒井)
CONTENTS
◇特集1 個を鍛える学力づくり・授業づくり◇
 
声を出し、成長する                            宮本 哲
縄跳び指導での反省から〜システムと個別指導のバランスを 岡 篤
自分の脳は自分で育てる、みんなで育てる            岡本美穂
個を鍛える学力づくり/教材と日常生活をつなぐ         島本政志
漢字50問テストで高得点を取る                   金井敬之
集団の中で個(どの子も)鍛える                   塩田真奈美
全員参加できるだけの技能を身につけさせる           岸本ひとみ
◇連載
授業づくりに必要な5つの心構え                荒井賢一
若い教師のためにぁ遡笋い鬚發帖               深澤英雄
ちょっと怪しげな哲学入門                      久保 斎
第10期『先生のための学校』オール久保講座をぜひ!    山田周司
局長・常任委員長だより
※これは先月号です。最新号は会員限定