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2021年5月号

 スマートフォン(スマホ)で検索する際に、陥りがちな罠があります。それは「確証バイアス」です。確証バイアスとは、自分が信じる考えに合致する情報ばかりを集め、反対意見や都合の悪いデータを無視してしまう傾向のこと。スマホは「やさしいデバイス」ですから、自分が足を踏み出す地点に、あらかじめ手のひらを用意してくれます。その手のひらだけを歩んでいるうちに「地面とは柔らかいもの」と信じ込んでしまいます。そのため「自分が知らない事柄を探求したい」という意思を反映しにくいのです。
(※一方で、スマホの有効性も中野さんは語っています。(荒井))
 私たちはスマホによって、優秀な外部記憶装置を手に入れました。脳の中にすべて蓄えておかなくても、検索のためのタグ情報さえ残しておけば、適切に考えるための「思考のインデックス」は自ずと出来上がります。その分のエネルギーと時間を「考える」ために使う。
中野信子「緊急取材「スマホ脳」が危ない!」『PRESIDENT2021.4.30』より

※スマホに記憶を託して、人間は考えることに専念できる、という主張です。一方、久保齋先生は、本広場の連載で、「教科書の読解記憶が子どもの学力を伸ばす」と主張しています。記憶と考えること、どちらが大切なのでしょうか。考えてみてください。(荒井)
  CONTENTS  全体はこちら。パスワードが必要です。
◇特集 一人1台コンピュータ端末をどう活かすか◇
GIGAスクール構想 学校現場が主導権を失わないために   鈴木基久・・ 2
コンピューター端末の活かし方                    宮本 哲・・・ 4
やっとスタートラインに立っただけ〜一歩目を踏み出すために 岡 篤・・・・・ 6
Google suitで学習                           加藤英介 ・ 8
映像で示す・教育コンテンツを使う・記録する           岸本ひとみ・・10
「学力の基礎をきたえどの子も伸ばす」使い方を         吉田雅直・・・12
習うより慣れろ                              丸小野聡暢・・14

 連載◇
「どの子も伸ばす」を本気で考える○31
  「意欲格差」に負けない!公立小学校へ            岡本美穂・・・16
変化する時代に対応する授業力・教師力
  「一人一台コンピュータ端末を扱う上で」             荒井賢一・・19
学力研実践とは何か ○17
  〜源流から探る〜「各学年に身につけさせたい力      深澤英雄 ・・22
「先生のための学校」誌上 開校                     久保 斎 ・・24

局長・常任委員長だより                           ・・・・・・・・・26
学力研カレンダー                             ・・・・・・・・・・27

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